院長挨拶
はじめまして、このたび新下関に「はら心療クリニック」を開院させていただくことになりました 原 正吾 と言います。私は下関で生まれ、高校までをこの下関で過ごしました。大学からは岡山にいましたが、2020年に約20年ぶりに下関に戻ってきました。これまで大学病院、精神科病院、総合病院精神科とそれぞれ立場や役割が違う場所でさまざまな視点から精神科医療に携わってきました。精神科に限ったことではないのですが、特に精神科の診療を行なっていると、患者様それぞれの育った環境や地域性など生活を理解するということが非常に大切で、数年前に「精神科のクリニックをしよう」そう思った時に、自分の生まれ育ったこの下関で精神科の診療をしたい、自分がこれまでに学んだり経験したことを下関で役立てることができたら、という思いで帰ってくることを決めました。
精神科のクリニックと聞くと、どんなところだろう?どんな時に行ったらいいの?と思われる方も少なくないのではないかと思います。最近ではインターネットやメディアなどを通じて、あるいは職場や学校などでも、「うつ病」や「発達障害」など、精神科の病気について耳にする機会は昔に比べると増えているように感じますが、一方で、名前は聞いたことあるけれど、どんな病気なんだろう?どこからが病気なの?検査って何をするの?治療したらよくなるものなの?治療が終わることはあるの?と疑問に思うこともたくさんあると思います。自分で調べてみてもよくわからないことが多く、特に自分自身のことや身近な人のことになると、どうしたらいいかわからない、ということが多いのではないでしょうか。また、困っているけれど、こんなことで受診してもいいものだろうか?こんな相談を病院でしてもいいのだろうか?と思われる方もおられるかもしれません。
私たちのクリニックでは、少しでもそういった不安に答えることができるよう、どんな些細な心配でも1つ1つ丁寧にお聞きし、できるだけわかりやすく説明をしながら、一緒に治療や困りごとを解決する方法を見つけていけたらと考えております。不安になるようなことがあれば、まずはお気軽に相談に来てもらえたらと思います。